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「嫌い」という感情はどこからやってくるのか?

「嫌い」という感情はとても興味深くて、

色んなことを考えさせてくれます。

 

 

 

食べ物や香りなど五感が反射的に反応する「嫌い」は別として、

特に人間関係における「嫌い」は、

その根っこに「何らかの期待」があることがほとんどです。

 

 

 

なんの関係性もなく、突然人を嫌いになることはありません。

初めて会っただけの人を、一瞬で嫌いにはなれないですよね。

「嫌い」ではなく「無関心」「どうでも良い」はずです。

 

 

 

私たちが人を嫌いになる対象は、

「元々好意を持っている人」

「ある特定の組織やグループのメンバーでうまくやっていきたい人」

等、「仲良くしていきたい」という「期待」や「願望」があります。

 

 

 

その「期待」が裏切られた時、私たちの中に「嫌い」という感情が芽生えます。

・職場で身勝手な行動をして、皆を不快にさせるから嫌い

・今までいい人だと思っていたのに、裏でひどいことをしているから嫌い

・協力するべき旦那が、家事をしないから嫌い

etc.

自分自身の「嫌い」という感情をよく見てみると、

「好き」や「期待」→「嫌い」

このように変化のプロセスを辿っているように見えます。

 

 

 

もし誰かに対して「嫌い」という感情を持った時、

まず冷静になって自分自身を振り返ってみることが大切だと思います。

「嫌いな相手」に対して、どんな「期待」を持っていたか?

その「期待の本性」が見えた時、

私たちに新しい気付きがもたらされるはずです。

 

 

 

世界には千差万別、様々な人がいます。

皆完璧ではありません。

自分自身も完璧ではないのに、

相手に完璧を求めること自体が、お門違いなのかもしれません。

あるいは、相手の成長のために助言が必要な場合もあります。

怒りに振り回されるのではなく、

お互い協力できることを話し合う必要があるかもしれません。

 

 

 

そして、「別離:距離を離す」という方法も必要な場合があります。

世界には様々なエネルギーがあり、

引き合うものと引き合わないものがあります。

これはとても自然なことです。

北極と南極がつながることがないように、

私たち人間同士も、「つながること」あるいは「つながらないこと」で調和する場合があります。

「つながらないこと」は悪いことではありません。

どちらを責める必要もないです。

ただ「離れるしかなかった」。

それだけのことです。

人生の歩みとともに、私たちのエネルギーも変わります。

自分のエネルギーが変われば、今までの人間関係が終わりを迎えたり、新しい出会いがあるのは当然なのです。

 

 

かく言う私も「嫌いな人」いますよ。笑

特にヨガしている人に対して湧きやすいですね。笑

それはきっと「ヨガを学び実践しているのであれば、良い人なはず!」という私の強い期待があるからです。

ヨガしている人も本当に色んな人がいて、

人にはそれぞれ見えない背景があることを、私は理解すべきなのです。

自分の正義や正しさを押し付けることで、相手を否定することになる。

相手は関係ない、自分の信念として貫けば良いのです。

 

 

 

このようなことを理解することで、

 以前より「嫌い」という感情には振り回されなくなりました。

「嫌い」という感情自体は悪くありません。

ただそう感じているだけです。

問題は、その感情に振り回されて自分を見失ってしまうから苦しいのです。

 

 

 

「嫌い」という感情が生まれた時に、

冷静に自分を内観し、相手への「期待」を明らかにしてみてください。

①自分の勝手な期待が原因だったら、その期待を手放すことで「嫌い」がなくなる。

②助言や協力が必要だったら、自分の気持ちを相手に伝えて解決できないか相談する。

③もう一度つながることが難しければ、距離を置く。

こんな風に対応してみることができると思います。

 

 

 

そして一番良くないのは、「誰かを許せない自分に対して、自己嫌悪してしまうこと。」

相手を責める代わりに自分を責める。

これは何も解決しません。

自分を押し殺し傷つけることで問題を終わらせようとするのはやめるべきです。

どんな嫌な感情でも、ちゃんと見てあげましょう。

自分の中のうまくいかない葛藤も、ちゃんと扱ってあげましょう。

時間が必要な場合もあります。

 こんがらがってしまった糸を、ひとつひとつ慎重に解いていけば良いのです。

焦らない。

振り回されない。

自分を見失わないこと。

深呼吸して、冷静さを取り戻しましょう。

 

 

 

人生の中で、好きな人だけに囲まれて生きていくことができたら、本当に幸せだと思いますか?

私は、少し嫌いな人がいる位が丁度いいと思うのです。

なぜ神は「嫌い」という感情を私たちに与えたか?

それはきっと「嫌い」という感情が、私たちを成長させる為に必要だったからではないでしょうか?

 

 

 

・好きな人や物だけに囲まれた人生

・嫌な物に苦しめられる人生

私はこのどちらでもなく、「好き・嫌い」という感情に囚われずにど真ん中を生きていきたい。

でもそれは、無感情になる、ということではないです。

感情は揺れてもいい。

でも結果ちゃんと自分に戻ることができる状態。

それが「 感情をコントロールできている」ということだと思います。

 

 

 

先日生徒さんにこんな質問をされました。

「佳世先生は、元々ポジティブですか?」

皆さんにどう見られているかわかりませんが、私はむしろ、元々ヘビー級のネガティブ・マイナス思考でした。笑

でも今は、ヨガの学びと実践を通して、

ネガティブでもポジティブでもない、ど真ん中・ニュートラルになった気がします。

私にとって今のこの状態はとても心地よく、そして自分らしく日々過ごすことができています。

 

 

 

どうしたら良いかわからなかったら、是非ヨガを始めてみてください。

そして「ヨガでこうなりたい!」という期待も手放しましょう。

もっと心を開いて、そのままの自分で。

 

 

 

kayo